30代になって気づいた、仕事が続かない人の共通点6つ


今回は、自身の経験を元に、仕事が続かない人の共通的がわかったので、解説します。
はじめに|「仕事が続かないのは、自分だけ…?」と思っていた
「なんでこんなに仕事が続かないんだろう」
「また辞めたいと思ってしまった」
「こんな自分、社会不適合者なんじゃないか…」
そう悩んでいたのは、他でもない、昔の私です。
小学生で野球のレギュラーに選ばれたものの、骨折からイップスに。中学ではサッカーに逃げるも挫折。
高校・留学・社会人…自信を持てないまま“自分探し”を繰り返し、転職は4回、独立も失敗、無職期間も経験しました。
それでも今は、国家資格キャリアコンサルタントとして、500人以上と1on1で向き合ってきました。
その中で気づいたんです。
「仕事が続かない人には、ある共通点がある」ということに。
この記事では、自分自身の転職・迷走・失敗の体験をもとに、
仕事が続かない本当の理由を、6つの共通点からお伝えします。
共通点①:「自分に向いてる仕事」がわかっていない
中学で野球からサッカーに“逃げた”私は、「自分って何も続かないんだな」と思うようになりました。
社会人になっても、英語講師→車の営業→カメラマン→独立(失敗)と、迷走の連続。
心のどこかで「これじゃない」と感じながらも、他に何が向いているかもわからない。
1on1でもよく見かけるのが、「何が得意かわからないまま働いている人」です。
自己理解が浅いと、当然ミスマッチが起きやすく、長く続けるのは難しい。
仕事が続かない=意思の弱さではない。
「自己理解が足りていないだけ」なんです。
共通点②:「理想の働き方」と現実にギャップがある
私はかつて、「個人で稼いで自由に生きたい」と思い、写真で独立しました。
副業で月50万円稼いだ時期もありました。
でも、独立後すぐコロナに直撃。仕事はゼロ、貯金も減り、自信も消えました。
理想を持つのは大切。でも現実とのギャップが大きすぎると、心が折れます。スキル・経験・信用など、土台を積み上げる前に飛び出すと、長くは続きません。
1on1でも、「理想だけが先行して、現実との距離に苦しんでいる人」が本当に多い。
ギャップは責めるものじゃなく、埋めるための設計が必要なんです。
共通点③:「感情に流されやすい」
「上司と合わない」
「職場の空気がしんどい」
「周りの悪口が気になる」
私が過去に辞めた理由も、ほとんどが“気分ベース”でした。
そのときは真剣でも、今思えば「もう少し冷静に考えられたかも」と思うことばかり。
仕事が続かない人ほど、感情の波に飲まれやすい。
1on1では、「それは感情か? それとも客観的な事実か?」を整理することから始めます。
気持ちに寄り添うことも大事。でも、行動は“感情とは別軸”で考えることが大切です。
共通点④:「成功体験」が少ない
私は学生時代、何かをやり抜いた経験がありませんでした。高校受験も妥協。バイトも2ヶ月で辞める。勉強も苦手。部活も続かない。
だから、「どうせ自分は何をやっても中途半端」と思い込み、挑戦する前に諦めるクセがついていました。
これは、1on1で出会う人たちにもよく見られる傾向です。
成功体験が少ない人は、自分に自信を持てず、継続の土台がない。
でも、小さな成功でいいんです。
「やり切った」という体験が、“自分を信じる力”になる。
続けられない人は、「まだ成功体験がないだけ」かもしれません。
共通点⑤:「人生の目的」がふわっとしている
20歳のときの私は、「とにかくお金持ちになりたい」という理由で、カジノディーラーを目指していました。カナダに留学もしました。
でも、目的が浅いと、簡単に揺らぎます。結局、心からやりたいことじゃなかったから、途中で辞めました。
1on1でも、「なんのために働いているのか?」という問いに、「安定のため」「成長のため」と答える人は多いけど、具体性がないんです。
今の私は、「凡人でも逆転できるキャリア支援をしたい」という目的を持って働いています。
それがあるから、仕事がしんどくても踏ん張れる。
目的は“支え”になる。
自分だけの軸が、キャリアを長く安定させる鍵です。
共通点⑥:「他人と比べて、自分を否定する」
かつての私は、海外に住んでいたので「英語ができる」と思って入社したのに、全然通用せず挫折。
周りの優秀な人を見ては、「自分ってダメだな」と比べてばかり。
SNSを見れば、成功者がキラキラして見えて、焦りばかりが募る日々。
でもある時、気づいたんです。
「自分にしかない経験とリズムがある」と。
今は、**比べる相手は“昨日の自分”**です。
1on1でも、他人と比べて苦しむ人には、「自分だけのキャリアの歩幅を取り戻すこと」を大切にしています。
おわりに|仕事が続かないのは、甘えじゃない。才能の兆しだ。
仕事が続かないのは、「意思が弱いから」ではありません。
“違和感を放置できない感性”があるからこそ、辞めるという選択を取ってきた。
それは、決して悪いことじゃない。むしろ、自分に正直な証拠です。
私も転職4回、独立失敗、無職を経て、ようやく納得のいく働き方に出会えました。
そして今は、かつての“続かない自分”と同じように悩んでいる人たちに、1on1で向き合っています。
「変わりたいけど、変わり方がわからない」
そんな方のために、私はこの発信を続けています。